【RPG】Under Garden Chronicle
・製作者:さふらん様


総合評価:B(燃えは少なめだが、しっとりした感じ 純粋なRPG パズル的要素多数  裏ダンジョンあり オールキャラ女 RPGツクールXP製 プレイ時間:約6時間)

起:ふむ、結構雰囲気は良いな。
承:う〜ん、ちょっとキャラ同士の掛け合いがスムーズじゃないな。主人公の正体もすぐ予想つくし・・・。
転:謎解き難しっ!つーかいちいち戦闘も頭使わないとできねぇ!!


結:うぉお〜!る、涙腺が〜〜〜!!


と、まぁちょっとオーバーではありますが。これが僕のプレイ時の心境でした。
このゲーム、コンパク金受賞作品というだけあり、RPGとして実に上質。特に、パズルのような謎解きが多く、雑魚との戦闘も頭を使わないと勝てないので、ルーティンワークにならないところがディ・モールト良い。
ストーリーとしては正直ありがちで、『記憶を失った主人公が仲間と共に戦って自分の生きる意味を見つける 』って 感じなんですが、その舞台設定が個人的に好きなんですよね。
主人公達が居るのは『箱』と呼ばれる地下10階の巨大な施設。その中に居るのは神に等しい『マスター』に不必要として廃棄された人形達。いわばゴミ捨て場のような世界の底で、主人公『アシュレイ』は目を覚ます。
過去の記憶が無く、その名前すら自分の物なのか分からないアシュレイ。彼女は手にした銃で檻を壊し、箱の中を彷徨っているところ、魔物に襲われている少女『エリオット』に出会う。
彼女と共に行動している内、過去を持たないアシュレイの心にある感情が芽生えます。
人工的に作られた偽物の陽しか知らないエリオットを、いつか、本当の太陽の下に連れて行きたい。彼女の喜ぶ顔が見たい、と。
そして、彼女達のマスターに、まだ見ぬ父親に会って話がしたい。
そんな思いを胸に、記憶を失くした少女が地上を目指す。そんな物語です。
決して完全なる少女を目指してお互いのタマ取り合ったりする話じゃありません。
いや、ちょっとそういうところを意識してる雰囲気はしますけどね。タイトルシーンの薔薇とか絶対そうですよね。


しかし、ここに出てくる女の子全員可愛いんですよね。そもそも女の子以外出てきませんけど。
真面目なドジっ娘(?)のアシュレイ
アシュレイ大好きエリオット
デレ期がないツンデレのイゾルデ

最初に出てきたときは女騎士っぽくて 「ああ、こいつはきっと負けたときに『マスターに栄光あれ!』とかいって自爆するんだろうなぁ」と思わせつつ、 仲間になった後は完全にデレ期突入でアシュレイ相手にエンドレスにマスターへとの蜜月をかたって何をとち狂ったかお玉片手に大暴れしつて、イゾルデにツンデレ風にアタックするもイゾルデはツンのみで返してるから内心悲しんだろうなぁと、僕の心をわし掴みにしたかと思えば裏ダンジョンではウサギ相手にマスターへの愛を賭けて戦いを挑んだり、気付いたころには冷凍マグロを振り回して敵をバッタバッタとなぎ倒し、表のラスボス付近ではキチンと格好良くて、でもラストではイゾルデのセリフを間違ったイメージで受け取っちゃうようなヴァディス。


ええ、みんな平等に大好きですよ?

あと、ちょっとネタバレになるんですが、このゲーム最大の特徴(?)の謎解きなんですが、僕は『淑女たるもの』が一番好きでしたね。 後半の光のパズルは難しすぎた。スイッチを押した後もつっ立ってるだけじゃ・・・。サイトに攻略掲示板があるので、覗けば全部いけると思います。