【RPG】シルフェイド幻想譚
・製作者:SmokingWOLF様
総合評価:A(シリアス、ギャグあり、超有名、マルチエンド、特殊システム、クロスオーバー?)
ストーリー:85
- プレイヤーの行動によって様々な分岐が行われるのだが、その分岐がとても多く、そのどれもが流れとして不自然では無い。この作りの上手さは市販ゲームにも劣らないと思う。
- 全体的にシリアスなストーリー展開だが、その合間のキャラの掛け合いは殺伐とした雰囲気を和ませる。
- ドラゴンクエストに代表されるように、主人公が喋らないタイプのRPG。プレイヤーが感情移入しやすいように出来ている。
グラフィック:75
- 柔らかい雰囲気を持つ特徴的なグラフィック。表情も豊かで、崩れる時はこれでもかというくらい崩す。さすが『シルフェイド』と言ったところ。
- MAPや村の中のグラフィックは簡素な物になっており、寂しさを感じる人も居るかもしれないが、この簡素さが快適なプレイを演出してるのは間違いない。
- 『バカには見えない服』を装備した時にグラフィックが変わることに、SmokingWOLFさんの気高いこだわりを感じた。
システム:90
- トーテムという概念、キャラが歩くたびにゲーム内の時間が進む、持てるアイテム量はキャラの力によって変化、風変わりな戦闘システム・・・などなど、様々な特殊システムを盛り込んでおり、普通のRPGには飽きたって言う人でも楽しめるはず。
- 日数の変化によりイベントが発生し、様々な結末へ物語は分岐していく。
演出:80
- ゲーム全体のしんみりとした雰囲気がとてもお気に入り。ボス戦でも、無理にノリの良い音楽を使用しないところが匠だと思う。
- 神話というか童話というか、そんな物語を読んでいる気分になる。最近でいう所の大人向けの絵本って感じ?
やりこみ度:90
- いわゆる『強くてニューゲーム』が可能だが、そのプラス補正にも制限をかけているため、何週しても面白さが劣化しない。
- 一度だけではすべてのイベントを見ることが出来ないので、否が応でも繰り返しプレイすると思う。
- ゲームクリア後のプレイ評価があるのも、やりこみ度を高めている。
- そもそも、性別が2種類、トーテムが3種類用意されている時点で、6回はやらなきゃいかんでしょう。
キング・オブ・フリーゲームとも称されるこの作品。下手なレビューを書いたらツクーラーとして村八分にされてしまいそうで恐いです。
だから今回はとても上品なレビューを書こうと思います
まず、このゲームはRPGツクール2000製作なのですが、全然そんな空気を感じさせません。
初プレイ時には自作プログラミングのゲームだと思いましたから。
その理由がそのバトルシステム。
このゲームでは、『魔法』の代わりに『フォース』と言う名前の特殊行動があります。
このフォースですが、ただ魔力や精神力を消費させれば使えるわけでなく、そのフォースによって必要な『集中』の回数が設定されているわけです。
この『集中』『フォース』そして通常の『攻撃』を使った戦闘はそれだけで駆け引きが発生するわけですが、さらにもう一つ特別なシステムとして重要な『WILL』という物があります。
WILLを使用すると、集中を使用せずにフォースを発動出来る上に、フォースや通常攻撃のダメージを爆発的に高めることが出来るのです。
ゲームシステムを新たに生み出す発想力と、その発想を形に出来る手腕は素晴らしいの一言に尽きますね。
即刻ゲーム会社にスカウトするべきだと思うんですが、
エンターブレインは何をやってるんだ。
また、上にも書きましたが、時間が経過することで状況は刻一刻と変化しており、ボサッとしていると重要アイテムを敵に奪われてしまいます。
プレイヤーの行動次第で、さっきまでバカ話をしていた人が、1日経てば物言わぬ骸となっていたりなど、自らの手に世界の運命が握られているのだと深く刻み込む作りになっていたり。
・・・と、ここまで書きはしましたが、文字でうだうだ言っても読んでる人にはいまいち伝わらない気がします。
ここで魅力の全てを書くにはこのゲームは大きすぎます。
とりあえず、興味を持った人は一度ダウンロードしてみて下さいな。
____↑ここまでが上品なレビュー____
____↓ここからが本気のレビュー(ネタバレ含む)____
上の方で書くべきことは書いたので、こっちでは好き勝手に書こうかと思います。
まぁ、このゲームが非の打ち所が無いってのは変わらないのですが。(せいぜい難易度うんぬん)
と、いうことで。
『個人的楽しみ方プレイ講座』を行いたいと思います。(ネタバレ含む上に、実の無い話なのでヒマな人だけ読んでください)
1.『突撃!葉っぱ隊!!』
※注意!
題名からしてアホなんですが、内容はもっとアホです。脳みそが茹だった人間が書いたことを念頭に置き、『ああ、世の中には可愛そうな人も居るんだなぁ』と思ったりして楽しんでください。
- 主人公は男を選択します。
- トーテムはスケイル選択します。
- 適当にゲームを進めて、あるキャラから「バカには見えない服」を購入します。
- 主人公に装備させます。
- 真っ裸です。(紳士として、股間には葉っぱを一枚装着します。)
- いろいろな人に話しかけて(ときにはバカには見えない服を着せようとして)反応を楽しみます。
- 一通り楽しんだら、世界を救う旅を再開します。(真っ裸のままで。)
- 聖剣を入手します。(もちろん真っ裸で。)
- 魔王を倒します。(とうぜん真っ裸で。)
- この辺りでスケイルを人型にしましょう。(海の底に向かうのですから、当然真っ裸です)
- スケイルとイチャイチャします。(スケイルも女の子、貴方の葉っぱに釘付けです。)
- 神へ挑みます。(懸命な閲覧者の皆様には予想がついているでしょうが、もちろん真っ裸で。)
- 世界を救い、平和が訪れた世界を歩き回ります。(自分が守った世界を目に焼き付けましょう。真っ裸で。)
- 最後に、リクレールに言われたとおり誰か一人に別れを告げます(大事なあの人に、自分の気持ちを正直に伝えましょう。包み隠さず真っ裸で。)
- 世界の危機を救った英雄は意識の海へと帰っていきます(優しく、気高く、そして誇り高き戦士はみんなの記憶の中で生き続けるのです。真っ裸で。)
これ、実際凄い面白いですよ?楽しめないとしたら、
貴方と僕は違う人種ってことです。
だって、魔王や神に挑もうとしている勇者が股間に葉っぱ付けただけの変態なんですよ?
しかも、その隣にはちょっと頬を染めた美女。しかも『○○様の葉っぱは素敵です』とか言うわけ。
どんだけ壮大なプレイだよ。
神も『やっぱり人間は滅ぼそう!』と思うよそりゃ。
というより、主人公は普段から下着代わりに葉っぱを装着しているような奴なのか?
リクレールはこのことを知っていて彼を呼び起こしたのだろうか・・・。
どうでもいいけど、主人公が見られて興奮するような奴だったら葉っぱごと持ち上が(以下自粛)
2.
『リクレール様がみてる』
※葉っぱ隊よりはバカ度は低め(本当か?)ですが、それが逆にキモイです。『うわぁ、なんでこの人がこんなになるまで、家族の人は放置してしまったんだろう』とか思いながら見てください。
- 主人公は女を選びます。
- トーテムはスケイルを選びます。
- 程よくゲームを進めます。
- イシュテナを仲間にし、リーリルの宿屋に泊まります。
- すると宿屋の人が「浮気ですか?」と聞いてきます。
- 普通に考えて、女二人が泊まったことで浮気だと判別するのはおかしいわけで、ということはイシュテナにはソッチの気があると有名なわけで、そんな人と一緒にベッドに入るわけで・・・。
- 妄想を終了します。
- スケイルを人型にします。
- 相談をします。
- スケイルに「宿屋では同じ部屋に泊まりますがHなことをしないでくださいね」と頬を赤らめながら言われます。
- ちょっそれっておま、その目完全に誘っているじゃねぇか、うふふお姉さんが可愛がってあげるわ・・・
- 正気に戻ります。
- 5〜12を気が済むまで繰り返します。
- いちゃついているうちに世界は滅んでしまいましたが仕方ないでしょう。
・・・
百合っていいよね。
やっぱり若い子同士がいちゃついているよりも、片方がお姉様的存在で色々とリードしていく感じのほうが(以下自粛)
ってことで、イシュテナはタ(自粛)スケイルはネ(自粛)で、主人公は相手によってどっちでも(自粛)みたいな想像をするのが好きです。
・・・村八分決定だな。