■補足情報 ・性格  基本的には気だるく無表情、不活発で、全てを人事のように話す無気力な人物に見えるが、  その目の中には静かながら狂熱的な炎が冷たい火のように燃えており、  忌まわしい負のエネルギーが混沌と渦を巻いている。  革命と民衆の解放という目的のためには一切の手段を選ばず、嘘や裏切りは勿論、  無差別殺人もなんとも思わない冷酷非情の人物。  しかも筋金入りのニヒリストであり宇宙全てに対して絶望している彼は、未来に対しても一切の希望を持っておらず、  そのような手段を以ってしても、自分の理想が成就されることすら信じていない。  彼がテロを行うのは結果を求めてではなく、それが絶望的な世界に対して彼自身が唯一選びうる  拒絶の意思表明だからに他ならない。  ・方針(聖板戦争での立ち回り方)  直接他のサーヴァントと戦ったところで勝ち味は薄いので、基本的には時限爆弾による(主にマスターの)暗殺狙い。  しかし、能力の特性上多くの人物と「縁」を持ったほうが業子が溜まり易いため、  常に徘徊して多くの他のサーヴァントやマスターの間に顔を知られるようにはする。  魅力とニヒリズム感染をフルに活かして、参加者たちの間に混乱を呼び起こす。  何故かマスターとはあまり同時に行動はしないが、御互いのことはきっちり把握しているようで、  必要とあればすぐに姿を表すことが多い。  最終的な目的は聖杯の獲得というよりは、業子の蓄積による業子爆弾の発動で  周囲に関係している全てのものをふっとばし無に帰することである。 ・戦闘スタイル(強み・弱点含む)  方針にもあるように基本は暗殺がスタイルなので、直接戦うということは基本的に無い。  どうしてもそれが必要な場合や、或いは自分で実行して問題が無い場合(自分以上に戦闘力の無い相手を目の前にした場合など)には  斧を武器に格闘戦をすることもあるが、戦闘能力は普通の人間並みなので当てにはできない。  また、業(カルマ)が蓄積すると首枷が重くなっていくため、ますます戦闘が難しくなっていく。  但し、能力の爆弾の殺傷力はバカにならないものがあり、数と威力が成長すれば某ほむほむの  対ワルプル戦みたいな芸当も可能になるので、事前の仕込みさえ万全に出来れば自力で相手を倒すことも  不可能ではない。 ・戦闘時相性の悪い相手・良い相手  基本的に戦闘自慢のサーヴァントに対しては全員に相性はよくない。  頭が猪ならまだ何とかなるかもしれないという程度。  とはいえ、爆弾の殺傷力はかなり高いので、極端な防御力や不死性のような治癒力を持った相手でもなければ  暗殺によって始末することが可能。  問題は単純に爆弾の火力で倒しきれないような相手の場合である。 ・性格的に相性の悪い相手・よい相手  同じくニヒリズムの信望者であれば考え方は合うであろうが、それが必ずしも味方になることに結びつくわけではないのが問題。  それ以外の人間には恐らく彼の行動原理は理解しがたいものと映るであろう。  但し、マスターに少なくない思春期の少年少女などは「ニヒリズム」の感染を受けやすく、  同調するわけではないにしろトラウマや精神的混乱を引き起こす可能性はある。 ・最後のサーヴァント自身から一言! 「革命家ってのは既に最初から死刑を宣告されている人間だ  俺もまた既に死んでいるのさ」 「この世に救いは無い  抗って戦いに身を投じようとその行く先に報いや見返りなどありはしない  あるのはただ今の地獄の繰り返しだ  いいか 人に許されているのはこの世界を受け入れるのかという問いに「否」と返答すること自体、それのみなのだ」