企画エントリーシート+ ※このシートは、マスターの内面などを表すシートで、提出は任意です。 また、ページ内にこのテキストを直に組み込むだけなので文字数制限などはありません。 ・性格 過去へ向かい任務を遂行するため、それに必要な訓練を未来世界で見事なしとげたエリート。故に勤勉努力の人であり、 強い使命感と責任感を持つ。実直で心優しい人柄から友人も多い。かつて人類の過ちで荒廃した社会の復興に命を捧げるべく、 危険な作戦にも進んで志願した理想的なヒーローである。 ――――――で、あったはずなのだが。  聖板戦争に召喚された事が彼にとっての不幸だった…と言わざるを得ない。適わぬ願いを追い求め、無限の輪廻の輪に閉じ込められた彼は、  その地獄の中で徐々に精神を磨耗させてゆき、すっかり狂気の虜となってしまった。今や見る影もなく、勝つためには手段を選ばぬその姿勢は、周囲にとっては害悪にしかならない。  しかし時折ではあるが気まぐれに人助けなどをする事があり、彼の中に一抹の良心が残っているのを感じさせる。  堕ちた英雄の行き着く先は死か。はたまた、何かの救いが残されているのだろうか…。 ・方針(聖板戦争での立ち回り方) 『人外の力を誇る猛者が多数ひしめくこの戦争、例え彼が未来の道具を用いたところで正攻法はどう見ても自殺行為である。 よって入念な情報収集の末に各サーヴァントの弱点を分析し、不意を討つ事がその方針となる。 開始時にまず某国軍事衛星のハッキングを行い、戦争終盤まで姿を見せず逃げ回って情報収集に徹する。 敵の行動パターンまで把握した時点で戦争初日にタイムスリップ、これを数度繰り返す事で更に情報の確実性を高め、少しでも計画が失敗すればまたタイムスリップでやり直す』   ↓ 以上は前回、第一次聖板戦争での彼の基本方針である。しかし今回はサーヴァントの身でありながらマスターとして参戦する事になり、  自分のマスターからの安定した魔力供給が無いので、宝具であるタイムマシンの時間移動は魔力切れで即消滅の危機を呼ぶ可能性がある。  ゆえに今回は以前のようなやりなおし戦法は使えず、ほぼ一発勝負で挑まねばならない。だから入念に対策を立て、サーヴァントともじっくりと戦略を練って戦いに臨まねばならないのだが…。  不幸は重なるもので、タイターの求めに応じて呼び出されたサーヴァントは彼とまったく正反対の性格を持つ英霊だった。  今回の戦争ではまともに方針すら立てられず、最初から最後までそのサーヴァントに振り回される事になるのだった(笑) ・戦闘スタイル(強み・弱点含む) 前回と同様に、未来世界から持ち込んだ怪しげな機械群『未来デバイス』を駆使してトリッキーな戦闘を行う。  ※以下、『未来デバイス』の簡単な紹介 携帯用粒子ビーム砲、プロペラつき反重力飛行ヘルメット、嘘発見器、すごい加湿器、ドライヤーつき掃除機、 単分子振動剣、光学迷彩帽子、偵察用小型飛行カメラ、高枝切り鋏、地球破壊爆弾  物理的には高い破壊力を持つものもあるが、霊的な存在であるサーヴァントの殆どには科学兵器は効果が薄い。 ・戦闘時相性の悪い相手・良い相手 神秘と縁遠い未来科学の戦士である為、自身の霊性が低く魔術・呪詛における防御能力が著しく欠如している。 よってサーヴァント・マスターを問わず魔術師全般を苦手とする事は想像に難くない。 ただし精神のほうはより狂気が進んでいる為、精神系魔術に対する抵抗力は以前より上がっている。  また一応サイボーグ化により肉体強化はしているが、三騎士クラスやバーサーカーのようなサーヴァントと戦えるわけでもない。  全スキル代用可能な『運命認知』を使えばなんとか優位に事を進めるかもしれないが…。  それでも前回よりは大幅にパワーアップ。魔力供給の問題があるものの、奥の手の機械化魔獣が活躍してくれるだろう。 ・性格的に相性の悪い相手・よい相手 バーサーカーでもないのに狂気に憑かれているので、ほぼほとんどの相手とは相性が悪い。  だが、とある平行世界でサーヴァント・ナイチンゲールとそのマスターであるスーパードクターに命を救われた事があり、  その恩を忘れていないのか彼女のみ攻撃することをためらう。動揺して逃亡する場合もあり、そういう意味では相性が悪いといえなくもない。 ・最後にマスター自身から一言! 『数十億の鼓動の数さえ…俺にとっては瞬き程度の些事な等級…』  『幼馴染の女の子がマッチョな世界線など…断じて、断じて認めぬ!!』 ・その他自由スペース  タイターさん、また参戦させちゃいました。第一次聖板戦争を無限に繰り返し、ようやく必勝の策を胸に戦いに臨んだら、   なんとタイムマシンの故障で数年後の第二次聖板戦争に来ちゃったという設定です。ここには自分のマスターが存在しないので、魔力補給できないのが困りもの。   時間移動で戻ろうにも魔力を大量消費するので、怖くてできません。なんの因果か妙ちきりんなサーヴァントまでついてくるし…。   話は飛びますが、今回の聖板戦争を取り仕切る魔術組織『万霊の筆』は、サーヴァントである英霊を未来予知に使おうという、面白い設定があります。   未来の英霊といえばエ○ヤが思い浮かびますが、タイターさんもそうなんですよね。『万霊の筆』にとっつかまってなんかの儀式に使われたりしなきゃいいけど…。 --------(以下おまけ)----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 『ジョン=タイターが聖板にかける願いについて』前回、第一次聖板戦争のデータから抜粋。内容は同じ。        彼がやってきた2036年時点の科学技術ではタイムトラベルに関して幾つかの課題が残っており、それらは未だ解決の目処がたっていない。  最長で60年までしか時間遡行ができない点などが挙げられるが、最も大きなものはタイムトラベルの際に必ず発生する「世界線のズレによる帰還問題」である。  タイムトラベラーが過去に現れ歴史に干渉した時点で世界線が分岐、そこから元の歴史とは別のパラレルワールドが誕生したとする。  そうなると彼らがやってきた未来世界とは別個の時間軸が生じ、元いた世界に帰還する為には、離れてしまった世界間の誤差を空間的に測定、  重力データを算出してタイムマシンに入力し直す必要性が生じる。しかしどんなに計算しても技術的な限界により、  無数のパラレルワールドの中から完全に同一の世界を選択し帰る事は不可能に近く、よく似た別の世界に戻れるにすぎない。  この元来た世界とのズレ、誤差の数値を某SFアニメから取り、以後仮に「世界線変動率」と呼称する。  この数値が大きければ大きいほど、基準となる本来の世界とはかけはなれた歴史である事を示している。  英霊ジョン・タイターは前述のコメントで紹介した通り、2038年問題を解決した功績で英雄となり、未来世界での栄光と賞賛を約束された。  しかし、彼は素直にそれらを甘受できなかった。なぜなら帰還時に測定した未来世界の「世界線変動率」は誤差0.2%を指し示していたのである。  つまり帰還した世界は、彼がやってきた本来の歴史と酷似しつつも、厳密には別の世界であるという事だ。  やがて彼はタイムトラベラーが罹患すると言われる精神疾患のひとつ、「パラレルワールドコンプレックス」に悩まされることになる。  ここが自分のいる場所ではないと考え、親しい身内が別人であると感じ、世界全体が自分を異物として排除しようとしているという妄想である。  輝かしい成功を手にしながら晩年の彼は酒と薬物に溺れ、今わの際まで「もう一度タイムマシンにのせろ! 俺は元の世界に帰る」と喚きつつ没した。  しかしこの度の戦いで英霊として召喚されるにあたり、今度こそ「世界線変動率0%」の世界に帰還するという願望を叶えるべく聖板戦争に参加する…。