【SRPG】RUBY南界編・SOLDIERSラグナロック
製作者:肉まん一筋様 


総合評価:B(燃え、クロスオーバー、キャラ多数、続編有り、ボリューム大)
六芒星第六兵隊、通称『特異隊』。
魔獣フェンリルの復活を阻止するべく、
強大な魔力を持つ『六宝石』を回収する任を与えられる。
天界より派遣された『エピア』、各地で出会う『SOLDIER』達。
そしてミーナの出生に秘められた真実、参戦する『勇者』。
そして力に魅入られた者。
彼らは出会う。かの大地『ラグナロク』にて

さて、なんかありがちなアオリをつけたところでレビューに入りましょうか。 RUBYシリーズ、恐らくフリーゲームの中では最も有名で最も人気の高いSRPGでは無いでしょうか。 そしてそのボリュームも恐ろしい。
全30章、登場キャラ100人以上、表情もころころ変わり、総量105MB。

でもフリー。


一体何が彼をここまで突き動かすのかを聞いてみたい。 さて,まずはストーリーに触れますか。
主人公はミーナ・クラウド、大勇者ケイク・ルビーの一人娘であり、15才という若さながら凄腕の武術家です。
ケイクと共に森の中で過ごしてきた彼女ですが、ある日ケイクに助けを求めてきた女性に出会い、沢山の人が苦しんでいる事を知ってしまいます。
居ても立ってもいられなくなった彼女は、父親であるケイクの忠告を聞かずに森の外へ、戦争の中へ踏み出します。

彼女が組み込まれたのは六芒星第六兵隊、通称『特異隊』。
不確定要素を多く含んだアーマメンツ国のジョーカー、いわば試験隊です。
国軍最高位、ジンム・ムラサメの息子、サツキ・ムラサメ
国内最強の魔道師、マヤ・ハットリ
国内でも指折りの剣士、ゴロウ・カクタ
国内最高の頭脳、そして世界最強の少女愛好家、コウジ・マキガミ
そしてそんな人材を掌握し、管理しているのは
このゲーム最大の良心にして苦労人。アヤミ・キガ


ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は『不幸属性』大好物です。
いえ、べつにキガ姐さんは不幸じゃないんですけど、何て言うの?苦悩している大人の女性って言うのが凄いくるんですよ。
ツンデレなんかより時代は「マトクノ」です(まとも故に苦悩の意)
賛同者求む。で、十分賛同者が出来ればマトクノ喫茶をオープンします。どんな感じかというと。

マト「ご注文はお決まりでしょうか?」
客「そうだなぁ、じゃあ君の熱いキッスでも」
マト「〜〜っ(こめかみを押さえる)・・・あと一度だけ聞きます。ご注文は?」
客「君、テイクアウトで」
マト「分かりました、ホットコーヒーですね。では、失礼します」
ロッカールーム
マト「なんで私は、こんな仕事をしているんだ・・・。」

みたいな。
最萌えポイントが客に見えないってところがミソ。
いやぁ、体裁を気にせず妄想をぶちまけるってのは中々楽しいですね。ええ、ほんと。
家族がこのページを見たら多分泣きますね。普段は大人しくて真面目な男ですから。
よく犯罪者の報道の時に「そんな事をするような人じゃありませんでした、生真面目で面倒見も良くて・・・」みたいなセリフがありますけど、僕が何かやらかしたら多分そんな感じになりますね。
そんで、「容疑者は自身のウェブサイト上で『時代はマトクノだ』などの発言をしており、警察は容疑者が事件を起こすまでの背景を慎重に捜査しています」みたいな、 恥ずかしくて死ねますね。
致死量の羞恥ですよ。

・・・さて、なんの話をしてたんでしたっけ?
ああ、思い出しました。W田I藤は全然物事を考えないで回りの尻馬に乗ってるくせにコメンテーターぶってるって話でしたね。
違いますね、分かっています。レビューに戻りますとも。
一言で言うとス○ロボ(意味の無い伏字)ですね。肉まん一筋さんの過去の作品(中にはプレイが不可な物も多いですが)など様々な作品から多数のキャラが参戦しています。
それぞれキャラが濃く、元のゲームを知らずとも彼らの魅力は伝わるでしょう。
このゲームの内容はシンプルイズベストなSRPGです。複雑なルールは無いので初心者の方も取っとき易いかと思います。
ただし、全体的に敵の数は多い気がしますね。まぁ、味方ユニットの能力を有効活用すれば十分クリアできるレベルですが。
この辺りのゲームバランスは流石としかいいようがありません。

ゲームの性質上、「ちょっと時間を潰したいなぁ」とか言う人には不向きですね。
どっしりと腰をすえてゲームをしたい人には是非オススメ。間違っても試験前にダウンロードとかしちゃ駄目ですよ?
数学23点とか取りたくないでしょう?・・・いえ、友人の話ですけどね♪