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【IMAGINE】
・製作者:T・I様 

総合評価:C(不思議系、特殊戦闘、自由度高し、グラフィック自作、プレイ時間:約8時間)

皆さんご存知でしょうか?私達が生きている世界は、RPGゲームのように、『上の世界』の人々によって製作、管理されていることを。

いえ、僕が変な電波を受信したわけではなく、権威のある学者達が様々な観点から検討した結果、そういう結論に至ったらしいです。
なんでも、

『我々は、小説やゲームなどの世界を作り、管理することが出来る。もし、我々を管理するものがいないという事は、我々が世界を管理出来ないことと同意であり、それは否であるからである』
だそうです。

お前らは何を言っているんだ?



いえ、まぁそういう思想は好きですけどね。合わせ鏡みたいに果てを観察する事はできくとも、理屈上何処までも続いていないとおかしい。みたいなね。
そう考えると、今僕がこのレビューを書いていることも、どこかにいる『プレイヤー』が操作した結果という事になります。









こんなことさせてねぇで、テスト勉強させろよ。



とまぁ、運命に逆らうわけにも行かないので、傀儡らしくプレイヤーの望んだとおりにレビューを書こうと思います。決して勉強疲れからの現実逃避ではありません。


さて、この『IMAGINE』ですが。最初に言っておきますが、かなり人を選ぶと思います。上記の項目の点数が高いのに、総合がCなのもそのせいです。
そうですね、ゲーム界に乱立するファンタジーでドラマティックな内容に辟易してきた人や、少年漫画を読んで『はっ、どうせまた仲間が助けに来るんだろ?ご都合主義め。』とか考えちゃう人にお勧めです。
まだ素直にピーターパンを信じているようなピュアな人には向かないんじゃないかな。



さて、物語ですが。主人公は、ある町で『トム』という男に出会います。何で出会うかって?そんな理屈は必要ないでしょう。とにかく出会います。そして、一緒に仕事をすることになるのですが、ひょんなことから光と闇の戦争に深く関わる出来事に巻き込まれて・・・。


ええ、こうやって書くと数多あるファンタジーRPGと同じですね。でも、違うんですよ。

まず主人公ですが、ビックリするくらい地味です。はっきり言って、トムの付き添い人です。メインキャラ三人の中で一番影が薄いです。

そのくせ、他のどんな主人公達よりも『主人公』なんですよ。

ドラクエ風な喋らない主人公で、セリフとかは全てプレイヤーが選択します。

はい、彼には一切の権利はありません。ただひたすらプレイヤーに操られるだけの存在です。

過去も、目的も、存在する理由も、何一つ持っていません。ただ、プレイヤーであるあなたに従い、物語を進めるだけの存在です。

正義でも悪でもない、あなたの意見に逆らうことの無い人形。これを『主人公』と呼ばずになんと呼ぶでしょう?



このゲームの目玉はここです。結局作られただけの世界なんですよ、ゲームなんて物は。生きている人間なんて一人も居ません。でも、それでも自分が生きていると信じてやみません。



何を当たり前の事を言っているんだと思いますか?では聞きましょう。あなたは『プレイヤー』ではなく、『主人公』ではありませんか?


もちろん、違うと答えるでしょう。僕だってそうです。僕は僕の意思で生きています。ゲームと現実をごちゃ混ぜにしてはいけませんよね。







では逆に、ゲームと現実を完全に別物と言い切れますか?



ゲームの中での道理が、僕達には絶対に適用されないと言い切れますか?



今まで生きてきた記憶は作られた物で、

あなたはつい先ほど発生した存在では無いと言い切れますか?






・・・なんて、ちょっと電波を飛ばしてみました。言い切れるに決まってますよね。









もちろん、このゲームの登場人物たちもみんなそう言い切るんですよ。



このレビューを読んで、一瞬でも自分が『主人公』なのではないかと感じた方は、是非一度プレイしてみてください。『主人公』の生き様と、作り物の世界の結末を見れば、なにかヒントが得られるかもしれません。




PS
改めて読み返すと、電波を飛ばしただけでゲームの内容に触れていないのでちょっと追加。
まず、本筋のシナリオは中の中といった所。少し単調と取られる可能性もある。が、このゲームのメインである「裏事情」のやり取りは、少しずつ全貌が見えてくるつくりが◎。
敵の強さは中々良い。ただ、前述の連続攻撃システムのせいで、主人公側の強さをハチャメチャに出来るので、縛りプレイ推奨。このゲームで一番必要なのはリズム感です。
こういう言い方は作者様に失礼かもしれないが、純粋なRPGを求める人には不向き。