【RPG】Dominalance Other Ragnarok
・製作者:サウラスド様 
総合評価:B(シリアス、鬱展開、マルチエンド、戦闘システムに工夫有り)
ストーリー:65









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・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・やべぇ、何書こうか全然思いつかねぇ。
いや、突っ込みどころ少なくて困るな。普通に良作。
なんか失礼に聞こえるかもしれないけど、僕にとっては褒め言葉でございます。

まず、ストーリーですが。(デビルフォースの方です。)
天界で、主神オーディンの座を巡り内乱が発生。4代目オーディンは討ち取られ、その息子『アクプリス』は父を殺した男、5代目オーディンの軍門に下る。
父の仇を討つべく、表面上では忠誠を誓いつつ機をうかがうアクプリスであったが、ある日彼の運命を大きく変える出来事に遭遇する。
脱走した天使『セン』の討伐に向かったアクプリスであったが、彼の分身能力にあえなく敗れてしまう。
そして、討伐に失敗したアクプリスはヴァルハラ城に帰ったところで処刑されるとセンに諭され、共に魔界へと向かうことに。
そして、魔界に攻め入ってきた天界と戦うことになったアクプリス。彼の前に立ちはだかるのはかつての親友達。
それでも、真の平和のためにアクプリスは剣を取る。




・・・と、書いたらどう考えてもアクプリス主人公なんですが、実際の主人公はセン。
いつでも甲冑姿で謎の多い男、優しい一面もあるが、殺すべき敵は迷う事無く殺せる『戦士』を具現化したような男です。
地位も高く、周りからの信頼も厚いセンだが、許婚である『ロキ』には色々と頭が上がらない様子。
プレイヤーはこのセンを操作し、戦場を駆け巡り様々なミッションを行うことで魔界を勝利に導きます。
ちなみに、仲間という概念は無く。必要に応じて分身を解放して戦います。


アクプリスはどこ行った。


絶対主人公だと思ってたんだけどなぁ・・・。
そんなことはさておいて、舞台は戦場ですので、フィールドのあちらこちらに味方や敵の死体が山積みで、名前のあるキャラクターもバンバン死んでいき、諸行無常の響きありで個人的に好きなんですが、不満を感じることもありました。

それは、この戦争のほぼ全てがセンの活躍によって決まることです。
実際、センの実力は神々の中においてもかなり上位であり、彼以上の実力者は総大将などを務めるため、戦場において、遊撃隊のセンの活躍が勝敗を握るのは仕方ない事なのかもしれません。
ただ、戦争という場であるのならば、もっと雑兵や他のキャラクターの活躍を見せて欲しかったです。


アクプリスとかさ。


今、このレビューを見てる人で「んな小さなこと突っ込むんじゃねぇよ」とか思っている人も居るかもしれません。



他にツッコミ入れる場所が無ぇんだよ。


完成度が高いので下手なことを書けないのが辛い。
あと、このゲームなんですがプレイ時間中の戦闘とストーリーの時間的割合が8:2くらいなので、ゲーム性よりストーリーを重視する人には向かないかもしれません。
正直に言うと、このゲームをクリアした後に大きな感動という物が僕にはありませんでした。単純に食指に合わないって話なんですが。
ストーリーの中の隙間や過去などを自分で空想して楽しむことが出来る人なら問題ないと思います。
ただ、そんな僕でも気がつけば12時間近くプレイしているという事をお忘れなく。そのくらいのパワーをこのゲームは持っています。

・・・でも、やっぱもう少しストーリーを多めにとってくれてたらなぁ。キャラが個性的だったので、もっと絡みがほしかった。






アクプリスとかさ。