詳細設定 企画エントリーシート+ ・性格 史実では扶清滅洋の旗印を掲げ、海外勢力から自国を守ろうと奮戦したヒロイン…とあるが、   実は非常に自己顕示欲の強いナルシスト。他人に神聖視されて崇められることに無上の喜びを感じる性格。   自分に魅了され、その身を捧げた信徒達が命を散らしてゆく様を見て、快感に身を震わせていた。   こんな性格になったのも子供時代の貧しい惨めな生活、その反動である。   幼い頃は母親と地方の村々を渡り歩き、芸を見せ、年頃になってからは身を売るような真似もして生活していた。   ひたすら卑屈に、他人様は神様と吹き込まれ続けた半生―――揉み手のし過ぎで手に豆までできてしまった。   …しかしこうした過去は聖母の聖性を傷つけるものに他ならず、必死に隠す。   現代に召喚されて後も過去の事は一切語らず、アイドル面を貫き通そうとする…が、頻繁にボロが出る。   一日最低一度は他人から誉め讃えられないと鬱に入り、卑屈モードになる。めんどくさい。   ・方針(聖板戦争での立ち回り方) 願いを叶えたいという気持ちは強いが、彼女の戦闘力はサーヴァントの中でも中位ほど。   焦って迂闊に行動し、強力な戦闘力を持つ相手と遭遇すれば危険である。   ここはまず彼女のカリスマ性を大いに発揮し、手駒となりうる仲間を得るのが先決。   また、役立たずと思われたマスターの魔術的な潜在能力が高い事が判明、彼を鍛えて使えるように仕上げるのも当初の計画。 ・戦闘スタイル(強み・弱点含む) 義和団は民間信仰を取り入れた武術団体であるので、功夫や刀術などの武術と法術の訓練を行っていた。  聖母としての奇跡と、義和団員としての戦闘技術…彼女はこの両方を操って戦闘に臨む。  宝具は回復用・防御用・攻撃用とバランスよく三つ揃っており、状況に応じて使いこなせれば心強い。 特に彼女の切り札である『 降神付体 』の宝具は強力であり、うまく使用すれば格上のサーヴァントをも倒せる。 ・戦闘時相性の悪い相手・良い相手 オールマイティー…というか器用貧乏なその戦闘能力は、得意な相手もいなければ特別苦手な相手もいない。 しかし器用貧乏と言うには器用に過ぎ、その上切り札まで揃っているので今いち実力を評価しにくいサーヴァント。   その活躍は状況次第、展開次第といったところである。 ・性格的に相性の悪い相手・よい相手   重度のナルシストであるので、自分に対して敬意を払って接してくれる相手や煽ててくれる相手には非常に寛容。   逆にまったく自分に興味を持たぬ者、適当な態度をとってくる輩には攻撃的な反応を示す。   ライバルになりそうなアイドル性を備えた同性には敵愾心を燃やす。 また生前の外国人嫌いは治っているが、キリスト教徒に対しては激しい嫌悪の情を露にする。   (彼女は当時中国に派遣された埋葬機関のような者たちと交戦して殺害された…というオリジナルの裏設定がある) ・パートナーについてどう思っているか   自分をアイドルとして崇め、尽くしてくれる貴重な下僕第一号(現代での)としてそれなりに扱ってはいる。   しかし隙を見ては自分を押し倒そうとしてくる為、あまりのウザさについついタコ殴りにしてしまうこともしばしば。   聖板獲得に必要な戦闘力を持たせる為、日々武術や法術の訓練を施す内に師弟愛のようなものが芽生えつつある…。   ちなみに恋愛感情はこれっぽっちも持っていない。 ・聖板にかける願望   受肉し、生身の肉体を得る事。アイドルになる為の第一歩である。 ・最後のサーヴァント自身から一言! 『 ハート真っ直ぐ清楚なお嬢様、恋の戒厳令正面突破! 一億人の恋わずらい、黄蓮寺へいえでぇーす! よろしくねっ☆ 』  『 もっと、もっとよ!! 私を崇めなさァァァァァァァァい!!!!!! 』  『 私の小羊ちゃんたちが命を捧げてイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!! 』  『 手、眼、身、法、歩、精、神、気、力、功 …義和拳の要訣、かく十行にあり。ホァチョォォォォ!! 』(拳法家モード)  『 げへへ、あっしのような犬畜生が、大それた夢ェ見ちまったでゲス… 』 (卑屈モード)   『 ようがす旦那! 向こう岸までお着けしやしょう。死ぬ〜も生きる〜もなぁお前〜水の流れにな〜に変わろ、とくらァ』 (船頭モード)    ・イラスト・小説などの二次創作使用の可否 かまいません。 ・その他自由スペース   《 降神付体による憑依解説 》  関公   …『三国志演義』などに登場する武将。本名は関羽、字を雲長。         憑依時には愛馬・赤兎馬に跨り、青龍偃月刀で敵を切り裂く。  二郎神  …『西遊記』『封神演義』に登場する神仙。別名を顕聖二郎真君。         憑依時には三尖刀と、哮天犬をもって敵と渡り合う。  斉天大聖 …『西遊記』に登場する妖仙。別名を孫悟空。         憑依時には武器・如意棒と筋斗雲の機動力で相手に打ちかかる。変化の術や分身までは再現できない。   諸葛武候 …『三国志演義』などにその名を残す知略に優れた軍師。本名は諸葛亮、字を孔明。         憑依時には知力を上昇させ、壇を築いて大風を起こす。元戎を射かけたりもできる。  西楚覇王 …『史記』などにその名を残す楚漢戦争の英雄。本名を項籍、字を羽。         憑依時には凄まじい武威を発揮し、愛馬錐にまたがって群がる敵をなぎ倒す。  達磨   …中国民間伝承に伝わる僧侶。嵩山少林寺を設立し、少林拳の開祖とも言われる。         憑依時には座禅を組む事により気を高め、拳法の技で敵を倒す。  済公   …中国民間伝承に伝わる僧侶。本名を道済。活き仏と崇められた。         憑依時には神通を発し、眠りながら夢うつつで念動力を使い、巨大な大木の幹を操って攻撃する。  南極仙翁 …『西遊記』『封神演義』『白蛇伝』などに登場する道教の神。七福神の寿老人のこと。         憑依時には五火七禽扇を振るう事により五種の炎を起こし、敵を焼く。 ☆玉皇大帝 …『西遊記』に登場する天界の支配者。本来ならば憑依など不可能な道教の最高神である。  憑依時には数多の天兵を召喚し、敵を攻撃させる。 ☆元始天尊 …『封神演義』に登場した闡教を治める教主。本来ならば憑依など不可能な道教の最高存在である。         憑依時には三宝玉如意で空中から敵を打ち頭を割る。また宝貝無効化の太極旙や盤古旛も操る。 ☆洪鈞老祖 …『封神演義』に登場した元始天尊、太上老君、通天教主らの師。中国神話に登場する創世の巨人・盤古と同一視される事もある。         憑依時には宇宙そのもののような巨大な神威を発し、相手を威圧する。しかし威圧するだけである。 ※☆のついた三つは魔力消費が激しい切り札。 ※これらの降神たちの使用武器は宝具ではなく、あくまで具象化したイメージの一部分のようなもの。 ※使用時には各神ごとに、京劇の面のような隈取が林黒児の顔に浮かぶ。アイドルの顔が隠れるので嫌らしい。 《 当サーヴァント取り扱い説明書 》 おだてに異常に弱いので、彼女に頼みごとをする場合はとにかく誉めちぎること。  ただしあまり誉めすぎると、快感のあまりアへ顔で失神するので注意。  なお、いつ失禁してもいいように常時オムツはいてるのでそのへんは大丈夫(ひどい設定)  激しい精神的ショックを受けると彼女本来の姿である卑屈な人格が現れる。   《 もし本当にアイドルデビューしたら…? 》  万一、願いがかなって受肉し、アイドルデビューした場合(戸籍偽造から始めなければならないが)  初コンサートでファンの声援を浴び快感のあまり絶叫失神、失神アイドルとして一躍人気に。  しかしその後、自称17歳処女とは思えぬ世慣れした言動から年齢詐称疑惑が起こる。  また非常にナルシスティックである物言いが災いし、同じアイドルユニットのメンバー達と軋轢を生む。  さらに何を血迷ったか某有名歌番組ベテラン司会の楽屋に押しかけて枕営業を仕掛けようとし、取り押さえられる。  挙句の果てに自分のデタラメな過去を書いた週刊誌に激怒し本社を襲撃、大立ち回りの末に暴行罪でタイーホ。  芸能界からもハブられるようになり、ヌード写真集出したりAVに出たり…。いつしか姿を消し、  その後の行方は杳として知れない。  「お姉さん歌上手だねぇ。昔、お姉さんソックリなアイドルがいたなぁ。ファンクラブ入ってたんだ」  「ッへへへ…その人のこたァ知らねェが、昔ァあっしも眩しいスポットライトを浴びてた頃があったンでさ。   今じゃこんな場末で働いてやすがね。なつかしいねェ…。今日は気分がいいやぁ、多めにサービスしときやすぜ旦那ッ☆」  ― 完 ―